梁に囲炉裏を使っていた当時の炭の色が染みつく、昔ながらの古民家。ここで35年前(1981~)から民泊を受け入れる大久保弘行さん・幾美さんご夫妻だ。
「青年の頃、これからの農村の若者は、社交性を身に付けなさいと学んだ。自分もだけど、幾美さん(奥様)にもどんどん外に出なさいと言ってきた。今この人すごいでしょ」 と弘行さん。
何より、自分も仲間も楽しいことを企画することが上手!
わたしもこれまでいろんなつながりのきっかけをいただきました。
そんな幾美さんは今、70代。男性がYESと言わないと外出しづらかったであろう農村の時代に、家事と、家業である牛農家さんをしながら、
それとは別に、早朝からあくまきや三色餅を作り、現在の直売所ができあがる以前に、地域の女性たちによる直売の取り組みを開始。
自ら作り、売り、自分の収入を得て、長期ヨーロッパ研修へ参加。それが長く続く取り組みの礎にある、やはりすごいお方です。
また牛さんがいるため、家を離れられなかった大久保家。
「ここに居ながら海外の人が来てくれる。いろんな話を聞けるのが楽しい」と
からいも交流(留学生の民泊受け入れ)をはじめて35年。
その受け入れは今も続き、鹿児島の端の山奥にいながらグローバルな交流が展開しています。
大久保家との会話のなかでも、海外と日本を比較したり、
地域での活動や生き方において大切なことを教えてくださったり。
戦後の日本を生き、昔と今を知っている。
木も林も森も見る、せまくも大きくも物事を考えておられる尊敬するお二人。
スポーツダンス、俳句、コーラス…
「生涯学習だ!」と毎日お忙しいおふたり。
深く強くおもしろおかしく、
人生を楽しんでおられるおふたりに会いに、
ぜひ南大隅町の山間部へお越しください!
◆◆ 農家民宿 根占山岳村 ◆◆
不定休です。2週間前までに要予約にてお願いいたします。
まずは事務局までお問い合わせください。
ご予約確定の連絡後、宿泊が可能となります。
連絡先:kazetotsuchi@gmail.com
担当:有木まで
●定員2名、昔ながらの田の字の間取りです。
●民泊施設であるため、アメニティがございません。
ご持参いただきますようよろしくお願いいたします。
●体験民泊にて入浴はできません。
宿泊事前に最寄りの温泉を利用し入浴を済ませておいでください。
※ねじめ温泉・ネッピー館がございます。